WordCamp Osaka 2018に行ってみて感じた事。

みなさん、WordPress好きですか?

2018年6月2日(土)〜3日(日)の二日間、関西大学梅田キャンパス (KANDAI Me RISE)にて、Wordpressが好きな人・使ってる人・盛り上げたい人が集結する『WordCamp Osaka 2018』が開催されました。

そもそもWordCampとは何かと言うと…

Word Camp Osaka 2018とは(引用:公式サイト

WordCamp Osaka 2018 では、WordPressをうまく利用してプロダクトを運用したり、WordPressを利用したビジネスを展開しているのか、また様々な人がWordPressをどのように利用しているかを交流しながら共有する場にすることを目指しています。
そして、WordPressに関わるさまざまな人達と ーもちろんこれまで関わったことのなかった人達ともー 関わることで、自分たちのWordPressのプロダクトや使い方により良く活かせるようなきっかけになればと考えています。

つまりは『WordpressやWEBに興味ある人ウェルカムイベント』だと解釈しています。

そこまで詳しくなくても参加していいんだ、じゃあ参加しよ\(^o^)/ポチッ。くらいの気持ちでチケットを購入しました。チケット代は確か2,000円だったかな。paypalで決済します。

この時まだ想像すらしていなかった…この2,000円がとてつもない形でバックされる事に…

とんでもない量のお土産が貰えた。

まずはこちらをご覧いただきたい。

そう、これ全部タダで貰えました。ペン各種、ステッカー、缶バッジ、ピンバッジ、トートバッグ、クリアファイル、EVAポーチ、エコバッグなどなど…

これだけの物がタダで貰えるなんて…そう、スポンサー様のお陰でございます。

Word Camp Osaka 2018は個人のチケット購入代金+各スポンサー様の出資にて成り立っているそうです。
なので、受付近くの企業ブースに立ち寄ると簡単なアンケートに答えたりはしましたが(該当インタビューのようにシール貼るだけとか、ほんとに簡単なチェックつけるくらい)、ほぼ無条件でこんなグッズが貰えました。

しかもWEBに触れた事のある人ならば知っていて当然な企業様ばかり。神企業様ばかりです。

Paypalさんに至っては、スタッフさんが外国の方だったのですが、片言の日本語と英語で「プレゼント・プレゼント・プレゼント」とノートやEVAポーチなどめっちゃ豪華なノベルティをプレゼントしていただきました。今後paypal積極的に使います。

もうこの段階でも『2,000円以上、元取れた…』と関西人の卑しい根性丸出しだったのですが、ここからが本番です。

各登壇者の皆様による発表の数々。

関西大学の各教室を使い、色々な発表が行われたのですが、僕が見た・聞いた中で特に印象的だった発表をいくつか感想を添えてご紹介致します。

英語を見るだけでクラクラしていた私が、多言語サイトデザイナーになってしまった話

発表者:kaminoさん

英語を見るだけでめまいのしていた私が、多言語サイトを多くリリースする会社に入ってから、訪れた変化や、実際の制作で考えていること・気をつけていることなどをお話します。

kaminoさんは以前からTwitterでフォローさせていただいてて、WEBの情報など色々と勉強させて頂いてました。そして今回登壇されるので、ぜひお話聞いてみたいと発表の場に参加しました。

発表の内容は、多言語サイトを作る際に気をつけたいこと。僕は多言語サイトなんて作った事もなければ、今まで触れる事もなかったけど、何かの参考になればいいかなという興味本位で聞かせてもらった。

「人による翻訳であれば、文章のバックグラウンドを含めて、微妙なニュアンスまで訳してくれる。」

Google翻訳などでは表現できない微妙なニュアンスも、人による翻訳であれば追記して解説する事ができる。しかし、それをやりにあたって文字数の増減などがあり、それらに耐えうるデザインやコーディングを考慮しなければいけない。

他にも多言語サイトを作るにあたり、プロセスを非常に大事にしているという事が語られた。(詳しくはスライドを見ていただく方が早いと思う。)

最後に語られた『結局ひとりで全部抱え込まなくても良い、スーパーマンじゃないんだし。今日こそ他の人の話を訊くチャンス!』で締め括られたが、勝手な僕の想像で『すごい人』というkaminoさんのイメージを良い意味で崩してくれた。それだけでも今日聞きに来た甲斐があった。あっという間の45分だった。

WordBench 長野の取り組みと、コミュニティづくりについて考えたこと。

発表者:Toro_unitさん

WordBench 長野をリスタートして3年目になります。その中で「ITコミュニティってなんだろう?」ということを考える機会が多々ありました。その中での気付き、運営やこれからコミュニティに参加していこうと思っている人へのヒントになるような話ができればと思います。WordBench ってなんだろう?WordPress で困ったときどうすれば良いんだろう?みたいなはなしなどもできればと思います。

こちらの発表は長野でWordBenchをリブート(再起動)させた「とろゆに」さんの登壇。とろゆにって何が語源なんだろう…

WordPressやWEB制作うんぬんよりも、地域におけるコミュニティ創出(再構築)のお話。

僕がこの話に興味を持ったのは、現在とあるデザイン関係のオンラインサロンコミュニティに加入しており、そもそもコミュニティってなんだ?っていう疑問を持っていて、何か参考になればいいなと話を聞きに行った次第です。

スライド中から気になった箇所を抜粋すると…

そもそもコミュニティとは?

  • 共同体・地域社会、共通の関心をもちメッセージのやりとりを行う人々の集まり。

なぜ人はコミュニティを求めるのか。

  • wordpressの知識をもとめて
  • 同業者と交流したい。
  • 友達欲しい。
  • 仕事を求めて。
  • 気軽に会える仲間が欲しい。

単純な事ではあるけど、すごい凝縮されているような気がしてハッとした。つまり、コミュニティという物は所詮人とのつながりを求めてできる集合体なんだと。なにかしらフィードバックが欲しいとか、結果が欲しい、学びたいという以前に『繋がり』が大前提なんだ。例えば友人や、会社もコミュニティであり、家族もコミュニティだ。しかし、友人ではないかもしれないけど、共有の話などで盛り上がりたい、聞いてほしい、聞きたい。そういった目的のある人が集まるコミュニティがあってもいいじゃないか。それこそがコミュニケーション。

コミュニティを継続するにあたって、それらを仕事にしてはいけないという風にも感じた。

何かコミュニケーションをする上で『仕事感』が出てしまうと人は急激に熱が冷めてしまうからだ。つまりは、コミュニティを存続させるにあたって必要なのは「そんなにがんばらないこと」なのかもしれない。

もちろんそのコミュニティにも、それぞれの特徴やスタンスがあると思うので一概には言えないが…

最後にとろゆにさんの総括で『コミュニティはオープンな場所であること、誰でも参加できるし、誰が発言してもいいし、全員がフラットであることをしっかり伝える。参加するハードルが低い内輪。やさしくすべきは、初心者ではなく、はじめて来た人。常連でしか伝わらないような空気をつくらない。ちゃんと説明をする。それなんですか?って聞きやすい空気に気を配る。』

最後に、とろゆにさんの思いやりスタンスが非常に溢れ出ていて『この人、めっちゃいい人だなぁ〜』と思った。

まとめ

WordPressの技術的な登壇も勿論あったと思うが、正直あんまりWordPressに詳しくない僕にとっては、そういった内容よりもWEBマーケや、思想・体験談といった発表会の方が参考になるように感じた。

『私、あんまりWordPressとか詳しくないし、聞いてもなぁ…』と尻込みしているあなた。大丈夫、なんか楽しそうな雰囲気に触れているだけでも楽しくなれるから、まずは参加してみましょう!

そしてあわよくばその場に来ている人と友達になっちゃいましょう!僕も直接ではないけど、TwitterでいいねやRTしてくれる人もいて、フォローしてくれる人も居ました。オフラインなイベントでオンラインな繋がりを作っていくのも楽しいかもです。

最後のLT後の実行委員長の挨拶でGOUTENさんをお見かけしたのですが、実は2012年のWordCampOsaka2012でもお見かけした事があって、GOUTENさんと言えば僕の中でセンチメンタルグラフティの印象が強すぎて、なんかひとりでフフってなってしまったw

それにしても楽しいイベントだった。